箱根駅伝

2006/01/04

日常


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくね、と。

というわけで1/3は箱根駅伝を見ておりました。1/2は起きたら終わってた。
で、駒大の5連覇なるか、という状況だったわけですが、往路優勝は「山登りのスペシャリスト」こと今井擁する順大が逆転で優勝。2位との差を30秒つけて余裕のゴール。
復路の順大は、当然復路の方が自信あるメンバーで、駒大の5連覇も黄色信号、と囁かれた。
復路がスタートすると、大方の予想通り順大は快調に飛ばし、一時2位との差を3分近くつける。誰もが「こりゃ順大の優勝だわ」と見切りをつけようかという第8区、順大のキャプテン難波が4kmを残し、ペースを見る見る落とす。通常なら1km3分で走るが、難波は4分近くかかった。そして、ついにパンクする。3分あった駒大との差は、8区残り1kmの地点で0になる。

難波がパンクしてから駒大に抜かれるまでの10分間、今思い返しても涙が出る。脱水症状と脚の痙攣でまともに前に進むことすらできない、けれどうつろな視線で自分が走るべきルートを見つめている様子が、とてもじゃないが見てられなかった。
難波が反対車線に飛び出ないように、順大の監督が並走していた。意識が戻りかけたり朦朧としたり、をひたすら繰り返す10分間。並走した監督から水をもらって回復し、ややしばらく走るとまたフラつきはじめる。やがて脚が止まる。意識では前に走り出したいのに、どうしてもできない。

もうね、泣けて泣けて。これで泣かなかったらどのスポーツ見て泣けばいいんだ。往復11時間の中の10分間だけど、あの10分のために見てたな、駅伝。



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