さよならアクセラ BK

2017/03/05

くるま

こんにちはアクセラ BM。
12 年も乗ったアクセラ BK から、アクセラ BM へ乗り換えることにしました。
3/18 納車予定、いまからウキウキが止まらない!






そもそも僕は 3 年前に「アクセラのクリーンディーゼルに乗り換えたい!」ってことを書いてるわけなんですが、この時は本気で検討したんですけども高すぎたのでやめました。
2.2L のディーゼルで、ガソリン 3.5L 車なみのトルクが! とかね、マツダ信者であるところの私としてはすべての要素において欲しくてしょうがなかったんですけども、同時に冷静さも持ち合わせており。
この時は廉価なモデル設定が無かったんですよねー。アクセラ XD が 300 万以上。諸経費もろもろ足していったら軽く 350 万はするわけですよ。
一方私が乗っているアクセラはガソリン 1.5L の MT モデルですよ。元々新車で 180 万の安い車ですよ。下取りなんて期待できないわけですよ。
350 万、出せるか?ってことですよ、今すでに手元に動く車(それも結構気に入ってる)があり、なおかつ別に車が必須でもない生活圏に住んでいて。
実利だけ考えれば、レンタカーで十分。絶対そっちの方が安上がり。今はカーシェアサービスも普及していて、ホームセンターで何かを買い込むとかそういう時に借りる分には必要十分なわけです。
要するに都会で車を持つなんてのは趣味なわけですよ。

そんな中、 350 万。出せますか?
私は出せませんでした。

3 年前には実利を取ったんですが、そこに来て 2016 年 7 月のアクセラ大幅改良により 1.5L ディーゼルモデルが追加。待ってた廉価モデル。
もちろん 2.2L よりは非力ですけど、実際問題として 2.2L ディーゼルの出力が欲しくなる場面なんてのは私の運転に於いては皆無なわけです。
1.5L ガソリンエンジンで現状満足している僕ですから。「もう少しパワーが欲しいな」という場面はもちろんあるけど、それは 1.5L ディーゼルで十分なんだよなーと。

アクセラ 15XD が出る前にデミオの 15XD をレンタカーで借りて二日ほど乗ったことがあるんだけど、俺にはまったく音も問題にならなかったし力強さを随所に感じさせる走りに惚れ惚れしたもんよね。
デミオは今のコンパクトカーの中では最高峰だと信じて疑わないけども、でもやっぱり小ささから来る高速道路での「直進するために払う注意」が多くて、買い替える気にはならなかったなー。
簡単に言えば直進安定性ってことなんだろうけど、別に安定してないわけじゃない。安定しているんだけど、小さいがために周囲の変化に対する影響がちょっとだけ大きいという感じが。まぁそれを直進安定性と表現すべきなのかもしれんけど。

まぁそんな評論家の言葉の定義を探っても仕方ないね。
問題はその 1.5L ディーゼルを載せたアクセラが出た、という事。
デミオより重くなるのは百も承知だけど、それでもデミオで感じたあの出足、あの燃費、あのハンドリング、それが(重さや大きさでややスポイルされながらも)アクセラで味わえるというワクワク。
350 万は払えないけど、 250 万なら払っちゃおうと。
もう今の BK アクセラも 12 年乗ってて気になるところが出てきつつあったしね。


でもいざ「このアクセラともそろそろお別れです」って事になると、ちょっとだけ悲しさ出てくる。
今までよく行ってた場所に行って写真なんか撮ってきちゃったりして。








いやー、実にいい車だったなぁ。
12 年前、車が欲しいなぁと思いつつも「いい中古車があったら考えよう」ぐらいだった俺が、試乗した途端に欲しくてしょうがなくなったこのアクセラ。
試乗車で交差点を左折した瞬間に感じた「うわー、いいコレ!」という感覚。
それまで軽自動車やカローラ程度しか運転したことのない俺にとっては、ちょっと衝撃的ですらあった気持ちよさ。
「運転は楽しい」だけではなくて「運転は気持ちいい」と教えてくれたのがこのアクセラだったなぁ。

そもそも、なんで俺はマツダなんか試乗しにいったのか今では思い出せないけども。当時はスバルのインプレッサ 1.5L が欲しかったはずなんだけどなぁ。
でも今となっては気の迷いでもなんでも、マツダに試乗しにいって良かったなぁと。
「気持ちよく運転できる車を作ろう」という意気で作られた車とそうでない車は、同じ大衆車で同じような価格でも中身が全然違ってくるんだと思い知らせてくれた。
今では立派なマツダ信者だから、ただの盲信と思われるやもしれないが。
そもそものセールスポイントとして「利便性」が出てくるような(たとえば初代デミオのような「小さく乗れて大きく使える」)車では信者にすらならなかったろう。
安さじゃないし、速さじゃないし、ラグジュアリーさでもない。
コストパフォーマンスよね。払うコストに対して、得られるものの中に「運転の気持ちよさ」を比重高くしてある。それがマツダ車の特徴かなと。
500 万、1000 万の車ならもっと楽しくなる車はあるのかもしれないね、運転したことないけどさ。でも、そこまでのコストは払えないし、払おうと思えない。
大衆的なコストの中で、得られるゲインのバランスがとても僕好みという。

でも日常の中で運転することが好きな人達にとって、マツダ車のこのバランスは素晴らしい物だと思うんだがなぁ。もっと売れてもいいのに。

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