自民党の大大圧勝にみる明日

2005/09/13

ニュース

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投票締め切りになるまで僕は「自公で衆議院の2/3確保しないかなぁ」と思っていた。なぜならば、そうすれば郵政法案が参議院で再び否決されるようなことがあっても衆議院の再採決で2/3以上の賛成があれば法案が通過するからだ。しかしそんなことは無いだろうと思っていた。
20時を過ぎ選挙特番が始まる。
「自民圧勝! 単独300議席超か?」の文字が躍る。
単独300議席? そんな馬鹿な……。しかし、それは真実だった。



自民党の大圧勝である。小選挙区が奏功したという見方もあるが、比例でも前回から自民が10議席増やして、民主は17議席減らしている。
まぁ民主の敗北はいい。あんな烏合の衆が政権など取ったら大事だ。それに極左だし。靖国参拝しないとか言っちゃうし。中国と仲良くするとか言っちゃうし。人権擁護法案賛成しちゃうし。外国人参政権賛成しちゃうし。
しかしだね、ちょっと自民党も勝ちすぎているとは思う。そこまで圧勝するほどすばらしい政党かというと、そうではない。ゴミくずの中でも、まだマシな方というだけだ。民主から極左が分裂し、しっかりとした日本国というアイデンティティを確立させる党になってくれて、さらに自民に迫る議席数を確保する状態が長く続けば、政権交代する方がよいと思う。
今回の郵政民営化に関しても言えるが、既得権益の巣窟となっている以上、自民党には「しがらみ」が多すぎる。もちろん政権交代して、その甘い汁を俺にも吸わせろ、というのならば何の意味もないのだが、「民主党独自の利権」を確立して、「自民党独自の利権」を政権を担当しているうちにぶっ壊してしまえばいい。で、お互いに相手の利権の巣をつぶし続けていくとよいと思う。絵空事だといわれればそれまでだが、理想は理想だ。勝手に夢を描いたってよかろう。
そういう意味では、今回の自民は勝ちすぎであり、日本を必ずしもよい方向に持っていける結果とはいえないと思う。ただ郵政民営化はさっさと法案を通して筋を通してもらいたい。小泉が首相になった時点で郵政民営化してもやむなしと諦めれば、今回の解散は無かったはずだ。利権に縛られてグダグダ言ってた亀井や綿貫のせいで解散しただけの話。本当にバカなやつらだと思う。さっさと法案を通して、即座に次の国会で法案修正決議案を出せばいいだけの話じゃないか。

しかし、岡田はかわいそうだったな。彼のやり方がマズい点は多かっただろうが、僕は彼が好きだった。次の代表は誰になるのだろう。実力的には枝野かなとは思うが……まぁ知名度的に枝野はなかろう。それと実力者同士で分裂するんじゃないかとも思うし。俺は枝野を推すけどな。

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