【#4】ひろゆき vs F爺、F 爺の言説は典型的詭弁だよ

2021/08/26

ディベート ひろゆきvsF爺

↓参考:他にも「ひろゆき vs F 爺」でエントリを作っています

F 爺の言説は典型的詭弁だよ

F 爺の論理展開は、相手の言葉を曲解し、その仮定の上で議論を進めようとする典型的詭弁です。
言われないと気付かないかもしれませんが、そういう視点で読んでみると「確かに詭弁だ」と分かると思います。言われても理解できない方は、ハッキリいって議論が弱いです。議論って事に、もっと慣れていけば分かるかなぁと思いますよ。

本人が好んで使っている「ストローマン論法」は、 F 爺にこそ当てはまる言葉です。
ひろゆきには、当てはまるシーン知らないなぁ、この件についてでは。たぶん F 爺の被害妄想によって「ストローマン論法だ!」と騒いでいるだけだと思います。

分かりやすく曲解しているのは 2 点。それについて説明します。

「使われないとは言っていない」

まず 1 点目の曲解。


F爺は、「putain」という言葉を「聞いたことが無い」とも「フランス人は使わない」とも、どこにも書いていません。「ひろゆき」は、歪曲・捏造引用をしています。存在しない瑕疵を捏造して攻撃しています。つまり嘘吐きです。卑劣です。F爺・小島剛一のブログ | 「ひろゆき」がF爺・小島剛一を「勉強不足の高齢者」呼ばわりしていた(本編)

ひろゆきの意図は「(最下層階級以外の、ほとんどの)フランス人は使わない」ですよね。これは文脈から読み解けます。
それを「(すべての)フランス人は(一切)使わない」の意味に捻じ曲げ、揚げ足取りをしているつもりなんだと思います。

このストローマン論法は、後で詳しく説明します。

若者言葉

次に 2 点目の曲解。


「ひろゆき」は、「putain」を若者言葉だと思い込んでいますが、事実無根です。権威ある仏仏辞典『Robert』によると、1120年に既に存在したことが確認できている言葉です。時と場合によって、どんな年齢のフランス語人も使います。 F爺・小島剛一のブログ | 「ひろゆき」がF爺・小島剛一を「勉強不足の高齢者」呼ばわりしていた(本編)

文脈から「若者が好んで使う言葉」の意図と汲み取れます。それを意図的に曲解して「若者言葉」を「若者のみが使う言葉」として、その仮定の上で議論を進めようとしています。
明らかに「 putain が最近出てきた言葉」という意図は、ひろゆきにはありませんよね。

たとえば「うんち!おしっこ!」って幼児が連呼するのを「幼児言葉」って言ったら「『うんち』って言葉は古くは江戸時代からある言葉だ!」って言い返されてる構図に近いです。

F 爺の言葉を借りれば
ひろゆきは、「若者言葉」という言葉を「若者以外は使わない」とも「最近出てきた言葉」とも、どこにも書いていません。「 F 爺」は、歪曲・捏造引用をしています。存在しない瑕疵を捏造して攻撃しています。つまり嘘吐きです。卑劣です。
ということになってしまいます。

これを受け入れられないのならば、ダブルスタンダードの大詭弁、ということになります。
受け入れるのならば、歪曲でストローマン論法の詭弁、ということになります。

結局、どっちに転んでも詭弁なんスよ。

F 爺の詭弁の目的

F 爺は詭弁をふるってひろゆきを攻撃しますが、それは「自分の言ったことの問題点を、なかったことにしよう」としているためです。
自分の発言を歪曲・矮小化して、さもそこに問題や間違いがなかったかのようにミスリーディングしています。

F 爺は、ひろゆきの「(最下層階級以外の、ほとんどの)フランス人は使わない」という言葉を「(すべての)フランス人は(一切)使わない」の意味に捻じ曲げたのは前述の通りです。

どういう効果を狙ってのものかを整理しましょう。

「使わない」とは言ってない、の矮小化解説

以下 3 点が、どのように意味が異なるのかを確認すると、それが分かります。

  1. 『雑談』で使う
  2. 最下層階級しか使わない
  3. 使わないとは言っていない

言葉\階層最下層階級一般市民
(1) 雑談で使う
(2) 最下層階級しか使わない×
(3) 使わない××

ひろゆきは「雑談で使う」と言いましたよね。すべての階級で使うのかどうかは不明瞭ですが、とりあえず一般市民に◯しましょう。つまり (1) です。
F 爺は最初「最下層階級しか使わない」と言いましたよね。つまり (2) です。
そして「フランス人は使わない」は (3) です。

つまり (2) と自分は言ったにも関わらず、「 (3) とは言っていない!」と反論しているわけです。つまり、歪曲です。

しかも、この曲解により「最下層階級しか使わない」と言ったことを矮小化しようとも試みます。

↓参考:第三者から見ても「最下層階級しか使わない」と読めた事は以下エントリにまとめてあります↓

どのような矮小化が行われているのか

F 爺は、以下のような事を言っています。


フランス語の単語「putain」は、
【階層や職業、年齢に拘わらず用いる言葉だから、「若者言葉」の範疇には入らない】
と言っているのです。但し、下品な言葉ですから、教養ある人は、時と場所と場合を弁えずに不用意に口に出すことはありません。 F爺・小島剛一のブログ | 歪曲引用犯「ひろゆき」の反論まがい

つまり、いつの間にか「 putain は(時と場所を選べば)あらゆる階層が用いる言葉」と言っています。
あれあれ、最初は「雑談で使ったら即最下層階級」だったハズなのでは?
それが「時と場所を選べば」使う、とニュアンスを弱めにかかっています。
まるで、最初からそういう意味で発言していたかのような持っていきかたです。

言葉\階層最下層階級一般市民
最下層階級しか使わない×
時と場所を選ぶ
(時と場所を選ぶ)

これが、自分の発言を歪曲して、さも最初言ったことが問題ではないかのように矮小化している、という意味です。

「『すべてのフランス人が使わない』とは言っていない」ということで、「『最下層階級以外は使わない』と言った」という事実を薄めているわけですね。
話の筋道をちゃんと追っていないと「確かに言ってないね」と詭弁に流されてしまうかもしれません。
しかし、 F 爺には最初に「『最下層階級以外は使わない』と言った」という事実があります。騙されてはいけません。

これは卑怯でズルです。姑息な詭弁の論法です。

まとめ

  •  F 爺の言説は典型的詭弁
  • 目的は、自分の言った間違いを矮小化するため
  • 言わなかったことにして逃げようとしている

おまけ

詭弁つながりで、最近の F 爺ブログから詭弁を紹介します。


「“Putain”を驚きや賞賛で使うのは、」
と書いてあります。

あれっ、「ひろゆき」って、確か「強調」のために使うと主張していたんじゃなかったっけ!?

これって、「自分の主張の改竄」ですよね。F爺の言っても書いてもいないことを〈ああ言っている。こう書いている〉と捏造して攻撃するに留まらず、自己歪曲引用をして論点をすり替えています。 F爺・小島剛一のブログ | 「ひろゆき」の(意図的かもしれない)誤訳

なんか、細かい言葉の違いで揚げ足取りして遊んでるようですけども。
自分で「強調と呼ぶことはできます」って認めてるじゃん。


「putain」は、本来は名詞ですが、感歎詞としての用法がありますから、それを「強調」と呼ぶことはできます。 ひろゆき氏を論破した言語学者 在仏50年超の“F爺”小島剛一氏が語る日本人差別

都合よく、話すたびに解釈を変えちゃいけませんよ。揚げ足取るときは慎重にね……。自己矛盾に陥らないように……。

ま、これで揚げ足とったつもりになってるんだから、 F 爺のディベート力はかなり低いと言わざるを得ないですね。

↓参考:他にも「ひろゆき vs F 爺」でエントリを作っています

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