【#3】ひろゆき vs F爺、ひろゆきの狙いは何?

2021/08/25

ディベート ひろゆきvsF爺

みんなひろゆきの狙いを見誤っている

この「ひろゆき vs F爺」に関して、場所を選ばずに色々とレスバしてみた結果なんですけども。
なんかね、かなりの割合で勘違いされているポイントがあるんだけど。

それは「ひろゆきの狙い」について。

↓参考:他にも「ひろゆき vs F 爺」でエントリを作っています

ひろゆきの「狙い」

ひろゆきが vs F 爺で、今なお言い争っている理由を多くの人が勘違いしているみたいなんですよ。

多くの人が、以下のように認識しているみたいなんですよね。
「ひろゆきが『あれは差別ではない』と F 爺に挑んでいる」

しかし、それは誤解。ひろゆきの狙いは、ただ 1 点。
「 F 爺は文句言えるような立場じゃない」
これを成立させること。


これが成立すれば「文句言える立場じゃないくせに、人に文句言って罵詈雑言浴びせてる人間」という枠に F 爺を収めることができる。
つまり、簡単に言えば F 爺を貶めたいってことね。

ひろゆきは「差別ではない」という主張なんて、あっさり捨てられるんだよね。
F 爺を沈めるためには、共に自分が沈んでも構わない。 今回はそのへんを細かく書いていこうかなと。

2021/08/27 追記
ひろゆきがなぜ F 爺と共に沈むことを狙うのか? を補足。
理由は「ひろゆきのダメージと F 爺のダメージを比べたら、 F 爺の方がダメージ大きいから」。
ひろゆきは、ただビール飲んで無駄話しているおっさん。
F 爺は言語学者。フランス語を「第一言語」とまで言う人。
ひろゆきにとって「フランス語を正しく理解できなかった」のはダメージほとんど無い。 F 爺にとってはかなりプライド傷つけられる。
それなら「共に間違えた」ということで F 爺を貶める事ができる、という算段ね。

※ちなみに第一言語って一般的には母国語の事なので、言葉間違えてる気がするけど。
※ま、逆に言えば日本語が第二言語以下になってしまったってことで、日本語がヘタなのは仕方ない……のかなぁ。

その狙いは着実にゴールに近づいている

その狙いを分かっていない F 爺は、知らないうちに外堀を埋められて行ってんだよね。
いや、まぁその狙いを分かってない人も外野に多数いるんだけどさ。
F 爺は、早く対応しなきゃ! 今対応しなければ「フランス語も良く知らないくせに他人に難癖つける短期な爺さん」という枠にハメられてしまうんだぞー! って声を大にして教えてあげたい。

まぁこの情勢でそれに気付けない F 爺本人や、外野の人たちでは対応できないか。仮に教えてあげたところでね……。

F 爺の書いた事は第三者からも「間違い」と見られている

前に書いた話とかぶる部分もあるんですが、再度整理を兼ねて書きますね。
F 爺のブログの書き方は「間違い」と思われる書き方になっている、という事を今一度整理する必要があるので。

F 爺の最初に言ったこと整理

もう知ってるって人は軽く読み飛ばして次の項に行ってください。

F 爺はブログに、以下のように書きました。


「強調のためによく使われる」
は、何かの間違いでしょう。単なる強調のために使ったりしたら、「教養を疑われる」どころではありません。直(ただ)ちに「無教養」「無頼漢」「最下層階級」・・・と烙印を捺(お)されます。
F爺・小島剛一のブログ | 日本人・極東人差別者デンベレとグリズマンを擁護する不可解な日本人

「雑談でよく使われる言葉が、日本語に翻訳されるときに、本来の意味と離れてしまった」
という解釈には、首を傾(かし)げます。「激越な口論」の際に口に出す人には偶(たま)に遇いますが、「雑談」でそんな言葉を「よく」使うような人がいたら、F爺などは、ありとあらゆる口実を使って、さっさと逃げ出します。同類だと思われたら社会的に大損しますからね。
F爺・小島剛一のブログ | 日本人・極東人差別者デンベレとグリズマンを擁護する不可解な日本人

  • 前段では「強調」では使わない
  • 後段では「雑談でそんな言葉は使わない」

という主旨で書いてありますよね。
F 爺本人がどう考えているかは関係なく、アウトプットされた文章を読むと「強調で使わない」「雑談で使わない」と読めちゃうワケですよ。
で、これは間違いだと。
「出てきた文章を読むと、間違えているように読める」という事実が大事なんですよね。

第三者からもそう見える

F 爺の言葉をこのように解釈するのは、決して私 1 人だけが言っているだけではありません。第三者の識者も、そのように読んでいます。


"putain"に関するこの方の解説は誤りです。独言や友人間の会話では、putainはしばしば驚きを示す間投詞。俗語として使用して問題なし 堀 茂樹 @hori_shigeki

※ポイント
「 F 爺は putain を俗語として使わない」と書いた、と第三者が解釈したという事実



>「『putain』は強度の侮蔑語・罵倒用語・悪罵用語であり…というデマは気になりませんか?

その点はあたしもちっとも納得してないの。あたしも(同じsocio-culturelレベルであろう)同僚らも無意識に使ってる単語だしね。 八代《タカ》隆司 @taka_paris

※ポイント
「 F 爺は putain を頻繁に使わない」と書いた、と第三者が解釈したという事実


第三者から見ても F 爺のブログは「 putain を俗語として頻繁には使わない」と読めるというのが重要なポイントです。

結局「 putain の使い方」は F 爺が劣勢

なので、 F 爺がブログに書いた「 putain の使い方」は、第三者が読むと「誤り」と読める状態です。
F 爺本人がどういう考えで書いたかは関係ありません。そう読める文を書いた、という事実が大事です。

で、「 putain の使い方」が誤りだってことを背景として、ひろゆきの「 F 爺と共に沈む」論法が火を吹くことになります。

ひろゆきの狙いを細かく追うと

F 爺を貶めるルートは以下のようになってます。

ひろゆき自身も「差別かどうかの意図を説明するのは不適切」と認める

まず「ひろゆき自身が差別かどうかの意図を説明するのは不適切」と認めてしまいます。
その根拠を「言質」として引き出すために……。

外国人であるおいらが意図を説明し切るのももちろん不適切ですよ。 ツイッター @hirox246

同様に「 putain の使い方を知らない人」も不適切であると主張

言質をとって、それを F 爺に適用する……。

『putain』を日常的に使ってる人と接点のない人が、会話の意図を説明するのも不適切です。 ツイッター @hirox246


「『putain』を日常的に使ってる人と接点のない人が、会話の意図を説明するのも不適切です。」 この部分は、同意出来るか教えて下さい。 ツイッター @hirox246


同意いたします。 ツイッター @latina_sama


では、ラテン語さんはF爺さんとひろゆきがフランス語を語るのは不適切という主張ですね。 結論は一緒です。同意します。 ツイッター @hirox246

言質をとったらおしまい

ひろゆきは、ラテン語さんという識者を使って、 F 爺を追い詰めるための言質を取っていきます。

これにより、 F 爺は選択を迫られることになります。

  • 【謝罪・訂正する】
    putain の使い方について、「書き間違い」や「言葉不足」を訂正し、ひどい罵詈雑言を浴びせたことを謝罪する。
  • 【謝罪・訂正しない】
    putain の使い方を間違えているので、差別について説明するのは不適切という評価を受け入れる。

不適切だと判断しているのは、ひろゆきではなく識者のラテン語さんです。ですので、もし F 爺がこの a)b) も受け入れがたいとしても、文句を言う先はラテン語さんになり、ひろゆきはこの件からは堂々と手を引けます

F 爺は筋を通してほしい

F 爺は、キッチリと筋を通してもらいたいもんです。
これ以上、筋を通さずグダグダ言うのは、ただご自身の論理性の無さを露呈するばかりかと思いますよ。

ま、無理だろうけど。間違い認める理性なんか、もう残ってないでしょう。

ひろゆきって、最初「差別ではない」って言ってなかったっけ?

さて、論理展開としては F 爺の失敗によってひろゆきの完勝といってもいい状態です。

でもひろゆきは最初 youtube では「差別ではない」と言ったんじゃなかったっけ?
この F 爺との言い争いでは「共に沈んで構わない」という作戦に切り替えたんだとしたら、そもそも「差別ではない」と言ったことはどうなっちゃうの?

そのへんも合わせて見ていこうかなと。

元の動画で言っていること

まず、元の動画でひろゆきは以下のように言っていたのね。文字起こししてみた。

言語設定を日本人のスタッフがやってて、それがなかなかできない、みたいな(状況)。
その言語設定に対してピュータンとララングっていう言語っていうのを言っただけなので、普通に会話ではあるよねぇ、っていうぐらいな感じなんです。
ただ、それを「日本人の日本語がおかしな言葉である」みたいな翻訳をして、それが「差別だよね」みたいな話になっているっぽいので。
雑談でよく言う言葉っていうのと、こういう意味でも取れるよね、っていうのって実際違うので。
これくらい普通じゃね?って思うんですけどね、はい。 【ひろゆき】デンベレとグリーズマンが日本人差別発言で炎上について語るひろゆき Griezman Ousmane Dembélé【切り抜き/論破】

全体のニュアンスは、確かに「差別じゃないと思うんだけど」という感じだよね。
一応「差別ではない」と断じてはいないけれども、ニュアンスはソッチ。

ひろゆきの言いたいこと

差別ではないのではないか

ひろゆきの論拠

日本語訳がおかしくて、それで差別だって話になっているっぽいので

なんか論拠弱くない?

ひろゆきの論拠は「日本語訳がおかしいせいで、日本で騒ぎになっているっぽい」程度のものだよね。
ピュータンとかララングとかって、その論拠に行くまでの補足だし。
ひろゆきの主張が「差別ではない」だった場合、この程度の論拠、簡単に崩せるでしょ。これ読んでいる人でも、余裕っしょ?

「日本語訳がおかしい」って、日本にしか通用しない話だよね。
つまり「日本以外でもフランス国内でも差別って判断されてますよ」でこの論拠は崩せるのよ。

論拠崩されたらどうなる?

ひろゆきから見たら、そこからさらに再反論ってすっごい難しいよね。
「でもこういう理由で差別じゃないと思う」って出せないよね。
なので「あ、ふーん、そうなんだ。差別なんだぁ」で終わりになる話なのよ。

だって、そこから粘ろうとしたらピュータンって言葉を、あの場面で、どういう意図をもって、どういう使い方だから、とか前後の文脈とか、さまざま専門的な知識が必要になるでしょう。
そこに手を出して、自分の立場を守れるセーフティエリアはさすがに築けないんじゃないかなぁ(築けるなら手を出した可能性はあるけど、私には思いつかない)。

というわけで、ひろゆきは「差別ではないんだ!」と、最初っから粘る気があるとは思えないんだよね。あんな弱い論拠で。

ひろゆきは判断していない

ひろゆきの言葉を良く読むと、弱い根拠で話してます、と。
また、言葉選びも「っぽいので」など、弱い言葉を使っています、と。
さらに、ただ日本国内で騒ぎになっていることの理由を予測で書いているだけです、と。
つまり、これはなんとなく感想を言っているに過ぎないのだろうと想像できるよね。「差別ではない」と断じているつもりは無さそうだと。

つまり最初から、ひろゆきが言っているように「差別かどうかは判断していない」ってのは、嘘ではないってこと。100% 真実でもないケド。

で、ひろゆきはおそらく「どうやら差別らしいです」を認めるのは別に平気だと思う。現に今「差別だよ」と言われても、それに反論していないでしょう。つまり「反論できない=間違いだと認めた」とみなされてもおかしくない状態。だけど別にそれで構わないし、「自分は判断できる立場にないよ」とも言ってる。
なので「差別ではない」の部分で勝とうとしていないのは明らか

でも F 爺のような輩に罵詈雑言浴びせられて黙っているのは気分が良くない
なので「お前も言う権利ないんじゃ」って F 爺にカウンター入れるために攻撃始めたんだろうね。

まとめ

  • ひろゆきの狙いは「 F 爺を貶めること」ただ 1 点
  • すでに F 爺は詰んでる。謝るか、黙るかの二択
  • ひろゆきに正しく反論できれば、あっさり「ふーん、差別なんだ」と認めただろう
  • F 爺は正しく反論できなかったし、無駄に罵詈雑言を言ったせいでカウンターを食らった

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