まったくその通りだと思う。
中田はジーコの言う自由なサッカーに応えるためには、自分で何をすべきか考えるべきだと言っている。しかし、チームメイトから「え、こういうときどうすればいいの?」という声が聞こえることがたびたびあり、まだ自分達の中で考えて解決することができないという印象のようだ。
中田としては、トルシエのような徹底的に戦術を指示する監督は嫌いなようだ。事実トルシエ後は「もう日本代表はいいや」と思ったと言っていることからも明白だろう。しかし、俺が思うに基本的に細かく作戦を考え、その作戦を緻密に実行する方が日本代表にあっていると思う。
理想とするイメージを共有できない限り、優秀なチーム足りえない。しかし、そのイメージを想像する能力がまだまだ希薄だ。
「2006年の代表は、いい時と悪いときの落差が激しかった」と中田が語っているが、その理由は、チームメイトがイメージを共有できたかどうかだと思う。イメージが共有できれば、ドイツから2点を奪うことのできるチーム。しかし共有できないとマルタから1点しか取れないチーム。イメージが共有できていれば、ブラジルから1点あっさり奪うこともできる。
日本はオランダを学ぼう。トータルフットボールを打ち出す前のオランダは大した国じゃなかったらしい。それが今となっては強豪だ。今は、組織の力で何とか勝って行こう。勝つことで、選手達の中に自発的なイメージが植えつけられるはずだ。
ぜひともオシムには頑張って欲しい。
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