僕はセリーグでは広島が好きである。パリーグではロッテが好きである。
だが、広島のフロントのアホさにはいい加減付き合いきれない。いつもファンなどやめてやろうと思わされる。それほどに球団経営者はアホだ。
なにがアホかって、野村謙二郎を次期監督として招聘する気満々のところだ。頭がおかしいとしか思えない。
2005年、広島の暗黒時代の象徴とも言える山本監督が最下位の責任を取り辞任した。新監督は、いままでのバカフロントの習性から行くと生え抜き監督を模索するところであるが、結局はブラウンという外国人監督となった。
北別府や大野や衣笠など、引き受けそうな奴はいくらでもいたが外国人にしたところには好感が持てる。が、わざわざ昔広島でプレイしていたブラウンを連れてくることものなかろう、と俺は鼻で笑ってしまった。
しかし2006年が始まってみると、ブラウンはさすが3Aで監督をしていただけのことはありマトモな監督業を営んでいる。今までの素人レベルの監督じゃないということが分かる。なにより、自分のやり方や信念がある。こういう人のいいところは、作戦がブレないことだ。ブレないということは、選手や観客が「次はこうなる」とあらかじめ分かる、また不安なくその展開を期待するということだ。球場全体の雰囲気を、よりポジティブなものに変えることができる可能性がある監督だ。
反面、その作戦が失敗を続けると「またこの展開か」となり、逆に球場全体の雰囲気がどんどんネガティブになってしまうという弱点も持っているが。
いや、ブラウンを誉めたりけなしたりはこの際どうでもいい。
問題は、このようにまともな監督を起用すれば、戦力的に不足している広島というチームでも十分に戦うことができるということなのだ。なのに、次期監督に野村謙二郎を、とか言ってるんですよ。もうね、アホかと。監督経験のない生え抜き監督なんてもうウンザリなんだよ、マジでさ。
外部のまともな監督のもとでコーチをさせ、そのコーチを監督に昇格させるならば理解もできる。んで、また次の監督はチームにあった外部の監督、その次に内部の監督、というたがいちがいの起用をすれば何の問題も無い。
あくまで生え抜きにこだわるせいで、チームは毎年弱くなるし、選手は無駄に怪我もする。もう本当にウンザリだ。
野村謙二郎をいきなり監督に起用するのだけはやめて欲しい、マジでさ!!
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