【★4】映画「ブルーストリーク」~バカバカしくて爽快感のある素敵な娯楽作品【感想】

2013/08/01

★4 映画ドラマ批評


1999年、アメリカの映画。
ほし:★★★★☆ (4/5)
寸評:ストーリー進行が気持ちよく、気楽に見られる。「いくらなんでもそんな都合よく行くわけあるかい!」なんて野暮なことは言わないでしょ、ね。気持ちのいいコメディなんだしさ。気楽に見ようぜ。





いやー、いいですね、こういう映画は。
なんといっても、肩肘張らずに見られる。素晴らしいことですよ。

主人公は、もうね、泥棒です。
それも、面白黒人枠です。
ストーリーのあらすじの時点で、もうね、深く考えなくてイイのがわかる。

でっかいダイヤモンドを盗んだ主人公の面白黒人、しかし警察に包囲されて逃げられない!
→建設現場に逃げ込み、そこにダイヤを隠した!
→さぁ出所だ、あの建設現場にいってダイヤを取ろう
→その建設現場に建っていたのは警察署だった…

いいでしょぅ?
このユルい感じ。
いいでしょう?

そこからがまた、すごい展開なの。

さて、どうやってダイヤを取り返そう…
→そうだ、刑事になりすまして入って、見つけて逃げよう!(ん?)
→なりすましのハズが、人手不足も相まって、なんか部署に配属されてしまった…(んん?)
→元泥棒の知識を生かして、次々と犯人を検挙! スーパーコップやん!(んんん??)
→でも、ウソがばれないために重ねたウソがどんどんと大掛かりになっていってしまい、最終的には生命のピンチを招くようなミッションに突入…(Oh…)

いいでしょ。ね。この流れ。
とってもじゃないけど、1800円払って映画館に行って割高のポップコーンで手をシオシオにするよーな、そんなクオリティのストーリーじゃありませんよ。
大衆娯楽ですわ、娯楽。

でも、いいよね。映画は、娯楽ですよ。

太宰治を読んで、なんだか自分が高尚な人間になったような、鼻息を荒くするような、そんな感じじゃないんです。
ドラゴンボール読んで「悟空ー!早くきてくれー!」ってセリフを反復してしまうカンジ。

しかもね、オチまで気持ちがいい。
いや、コメディだし、こんな娯楽作品でバッドエンドのはずはないんだけども。
でもさ、あるじゃん。なんというか、勝手な解釈でいい話だなーみたいな空気つくりやがって、みたいなのとかさ。 辻褄あってねぇじゃねぇか、とかさ。
そういうの全然なし。ただ明快に、ストレートに気持ちいい終わり方。

やっぱりオチがスッキリ終わってくれると、見終わったときに「面白かったなー」って素直に思えるよね。
まぁそんなわけで、実に楽しい映画でした。これはもう一回みても、たぶん楽しめる。いい映画でしたわ。

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