S2000メモ

2005/10/08

くるま

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金曜の夜中に、友達が買った車に乗せてもらった。
その車とはHonda S2000 である。Hondaのやってみたいことをやってみた、生粋のスポーツカーと言ってよいだろう。
今回は、そのS2000に乗ったインプレッションである。



そもそも友達が買ったのはS2000初期型の中古である。なので最新型の話ではないことを念頭においてもらいたい。
まずは外観。小さい。でも3ナンバー。横幅が1700mmをちょっとだけオーバーしているらしい。縦幅は非常にコンパクトで、Hondaらしく、できるだけホイールベースを確保しようとタイヤが前ギリギリと後ろギリギリに配置されている。
助手席に座ってみる。扉が安っぽい。That's Honda、というぐらいに安い。閉める音も安い。マツダの安車に乗っている俺が言うんだから、そりゃそうとうなもんだと思ってもらってよい。
そして席が低い。というか車高が低い。俺の親父が買ったHondaのbeatといい勝負である。
友達がエンジンをかける。エンジンがすごくうるさい。というか遮音性とか考えてないべ、絶対コレ。普通にBGMが聴き取れない。

まぁ、そんなネガティブなイメージしかない出発前だが、いざ出発してみると、驚くほどの楽しさに包まれる。
なにしろエンジンが250ps/8400rpmとかいうバカなエンジンだけあって、とにかくよく回る。ギア比が極端と思えるほどクロスになっているのだが、まぁこれは高回転域を使って走った方が気持ちいいからこういう設定になっているのだろう。6速MTだが、6速100km/hで、2700回転ぐらい回っていたりする。

とりあえず首都高神奈川線から大黒PAに行ってみることにした。横浜駅周辺で首都高は地下にもぐり、制限時速は50km/hになり、右に左にとカーブが増える。そこを120km/hぐらいでズパーッと走り抜けるS2000。車体が全然ロールしない。むしろ遠心力で中に乗っている俺がドアに押し付けられるような感覚だ。しかしロールが無いので安心できる。
ベイブリッジの上り坂も、5速や6速で平気にすいすい登れる。力強いね。

で、PAで運転を代わってもらった。運転席に座ると、ちょっとニヤけてしまう。
っていうかクラッチがかてぇ~。半クラしづらい。これで首都高の渋滞にはまったら、きっと発狂すると思う。
ハンドルはちょうどいい重さ。足回りが硬いので、段差を乗り越えるときにゴツンゴツンとちょっと響く。が、気にしない。
一般道だったのだが、試しに3速で6000回転ぐらいまで回してみた。まぁ100km/h出てるわけで、警察いたら一発で免停ですが。
5000回転を超えたところから、エンジンの音が変わる。フィーリングも一気にスポーツっぽくなり、グッと楽しく、グッと緊張感が出る。出力のピークが4500rpmの俺の車とは大違いだ。違って当たり前だが。

あと、足元がしっかりしているせいで、多少無理なハンドリングをしても、スパスパ付いてくる。
FR車は初めて運転したけど、エンジンブレーキの利き方が今まで味わったことがない面白い感覚だった。おそらくエンブレが後輪に利くせいだと思うが、実際はよくわからない。
んでその友達とメシ食ってうちに帰った。S2000、いいっす。Hondaらしい、純粋に高回転を楽しみたい人には最高だと思う。あれでオープンにして高速すっとばしたら最高に楽しいだろうな~。
まぁマツダに魂売った俺としては、ロードスターで対抗してやりたい気もする。S2000は「すごい力の馬をゴウゴウと唸らせて走る」という感覚で、それもそれで好きだ。しかしロードスターの「人の言うことをよく理解する馬と仲良く走る」感じも捨てがたい。コンセプトが違うのだから優劣というのは付かないが、S2000に対抗するなら異なったコンセプトのロードスターだな。ロードスターほっしー!

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