【★5】英ドラマ 「SHERLOCK」(シーズン1,2)~現代の映像演出と脚本の最高峰融合作品で観なきゃ損!【感想】

2013/06/08

★5 映画ドラマ批評


久しぶりにBlog更新なんて洒落込もうと思うわけですが、単純に見たドラマの感想です。
イギリスのドラマ、SHERLOCK(全6話・シーズン3製作中らしい)を見ました。

ほし★★★★★(5/5) *注)
寸評「もしもシャーロック・ホームズが現代にいたら?」という仮定を映像化した作品。
ホームズが超人であることの描写が、小気味いい画像演出も相まって実に素晴らしい。
ホームズが猛烈に偏屈な性格である所とか、見ていて飽きない要素がたくさんあるのでついつい連続して見てしまう。
2019/01/30 追記 
*注) シャーロック シーズン 2 までの評価。
シーズン 3 は駄作だったので観なくていいです。シーズン 3 の評価は★2。




いやー、これね、全く前情報も無く適当にHuluで見つけたわけよ。
説明だけ読んでもなんだか良く分からなくて、でもなんかサムネイルの写真がカッコ良かったから観てみたんす。

ホームズとワトソンの会話、直接的な言葉の罵倒をいきなり味わって、もうニヤケてしまったね。そこからはもうスノーボールですわ。
小説のホームズをプロットとして、それを現代的なストーリー、脚本に落とし込んでいるのが実にうまい。
キャラクターの個性もアクが強くて、結構ブッ飛んでいていいんだよね~。なんだろ、日本のドラマで例えるならケイゾクみたいな。
メインの大悪党がいて、でも各話は基本オムニバス 。ちょこちょことその大悪党が絡んで全体のストーリーになってる、みたいな。

で、やっぱり爽快なのがホームズが超人であることを示すための演出。
初めて会った人間の、特徴や服装、かすかな汚れなどから推察してどういう人物かを見抜くんだよね、次々と。
これがね、役者の早口と画面切り替えのスピーディな演出が相まって、もう観ているだけで気持ちが良くなるのよ。これはね、ぜひ観て貰いたい。

で、それが犯罪の捜査にも当然持ち込まれて、んで本当に僅かな遺留品から本線をたどっていくわけよ。これも気持ちいい。

ただ、難点もある。といってもひとつだけ。
犯罪者が、意図的に証拠を残す(つまりホームズや警察に対してゲームを仕掛ける)というケースが多かった。それも、確かのっけの話からそんなのだった気がする。
うーん、そういうのはホームズが有名になって、ちょっとした味付け程度で風変わりな話として入ってくるならいいんだけど、繰り返されるのはちょっと感情移入しづらくなるかなー、なんて。

でも、全体的には軽妙なトーク、軽快な推理、訪れるピンチ、そしてそれを乗り越えるカタルシス、それらのバランスがとても良くて大満足。
やっぱり、こういうドラマはキャラクターの個性がちゃんと立っていると楽しめるね。

というわけで、「SHERLOCK」は文句なく面白かったので、オススメです。

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