5分で理解する「戸定梨香騒動とは何だったのか?」

2022/02/22

ディベート ニュース フェミニズム

戸定梨香騒動を俯瞰する

ちょっと前に「戸定梨香騒動」ってあったでしょう。あの騒動で一番不幸を作った原因は「お互いに、相手を見ていない」事だったと思うんだよね。

お互いに相手を見ていなかった

フェミニスト側は「これは露出過剰だからダメ」って言うだけで「なぜ露出過剰はダメなのか」を理解させる気が無かったでしょう。それは「自分が知っているから、相手も知っているだろう」とか「これは知るべき事であって、知らない方がおかしい」とか、なにしろ相手の立場に立とうとしていない事が要因かなと思うんだ。

逆に抗議に怒っていた側は「どうしてダメなのか?」を探る事もなく、ただ「セーフである理由」を探したり、相手の失点をあげつらったりしていたよね。
「文句を付ける方がおかしいのだ」というムードを作るのに汲々としていた、とでも言うか……。

まず論点がどこかを知ろう

お互いが全力で拒絶しあっている状態は何も生み出さない。不毛。

なんかさー、全力で「俺たちは悪くない!」っていう活動している人たちいるけどさぁ、あれって世界の潮流をどう思っているんだろうね? 日本だけはジェンダー問題から目を背けていけるんだと思っているんだろうか?
目を背けずに、相手の言っていることを理解して、正しくガイドラインを作っていく方向に行ったほうがよっぽど健全かなぁと思うんだけど。

戸定梨香騒動を端的にまとめてみた

というわけで、すごい簡単に「戸定梨香騒動の本題」と「今後同じことを繰り返さないためには」をスライド & 動画にまとめてみました。

両陣営の余計な言葉は全部省略しているので、今まで何が問題なのか分からなかった人にもオススメ!
やっぱさ、慣れていない人にとっては「罵詈雑言を読み飛ばす」と言ったって結局目に入ってしまってストレスフルだったりするもんね。

スライド


動画

 


キャンセルカルチャーとは理論的に対峙すべき

フェミニズムに限らず、最近はキャンセルカルチャーと言われるほどに「他罰」「みせしめ」的な行為が増えているでしょう。クレームを大量にぶつけて相手を麻痺させることで「懲らしめてやった」「正義を貫いた」のような、独善的正義感のおしつけ文化。

こういった「キャンセル炎上」に対して、「対抗的キャンセル炎上」を行うのは建設的ではないと私は思うんだよ。
キャンセル炎上を仕掛けられたら、相手のキャンセル活動の根拠をしっかりと聞くことこそが肝要だと思うのよ。相手の主張をしっかりと理解した上で、相手の主張を崩す反論を構築すべき。

なので、今回の戸定梨香騒動で言えば「業界ガイドラインの策定」によって、相手の主張が野放図に拡大していくのを防ぐのが良い方法なんじゃないのかなって思うんだ。

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